修誠社長のブログ

技の継承~棟梁から若手大工に思いを込めて~

2015.01.30 修誠社長のブログ

こんにちは天気の悪かですね~さて今回のお話は
『大工と技』
それではこれ↓大工の世界は一言二言では言いきれない程奥が深いです・・・今や当たり前となってきたプレカット工法(機械加工)コストも抑えられ、間違いが少ないというメリットを持っている。そんな機械加工の増加に反比例して大工が減っているのが現実・・・昔ながらの職人気質の棟梁も少なくなりどの工務店でも技の継承が難しくなっているのではないでしょうか。1番は若い人が大工にならないのが事実かな・・・見習いから仕事を覚えるまでに何年も掛かり体力を強い志が求められる世界!簡単に一人前になれる甘い世界ではないかな。(どんな仕事もそうですが)大工を極めたい若者がいたら連絡ください(笑私はパシリですが厳しいですよ(爆墨付け・手刻み・手加工が出来る職人さんは今や貴重な存在で、私にはそんな職人を育てる環境を作ってあげる責任があると思い、棟梁・先輩大工に頼んで技術向上の為に若手大工に、早いかもしれないが教えてくれないかと頼みました。私が入社した11年前は、見て覚えろ!確かに先輩たちの仕事を見ると勉強になります!でも最初の1、2年は分からない事は何でも聞きなさい!3,4年経てば聞く前に考えなさい!5年経ったら聞けなくなる!と先輩たちから教わりました。11年・・・やべぇっ!!オレ何も聞けねぇ・・・でも最後に一言こう言われました!分からない事を聞くのが恥ずかしいじゃない!聞かない方が恥ずかしい!聞かぬは一生の恥だぞ!救いの一言でした。現に私はこの世界に入って11年!一昨年まで現場でバリバリでしたが、今は事務所7:現場3の割合くらいでしょうか・・・現場にない難しさ、厳しさを実感しています。現に分からない事もたくさんあり、先輩工務店さんに遠慮なくバリバリ聞いています!話がそれてきた・・・戻します!技の継承・・・和室の廻り縁(天井と壁の部分)の加工を棟梁から若手大工に教えてもらいました。材料をトメ(45度)でぶっつり切るのは簡単!しかし仕上がりが難しい!一手間加えます!

おっちょ(男木)めっちょ(女木)を合体させます!いやらしい意味では・・・です!そういう意味です(笑手間はいりますが、断然仕上がりが綺麗です!

隙間なくくっ付いています!

棟梁からいろんな加工方法を教えてもらいながら若手も奮闘中です!棟梁がボソッと一言・・・こういう仕上げ方をいろいろと知っておくと、どんな状況でも対応できるようになる!そう言って技を教えていました。普段無口で自分の世界で仕事を進める棟梁もこの時ばかりは親心みたいな感じだったんでしょうね。熊本の工務店を引っ張って行けるように、伝統の技を受け継ぎ、最新の施工方法で快適な住まいをご提案・提供できるように本田住建は頑張ります。それではまた・・・ダッシュ
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